京都産山椒の実で作った青実山椒の佃煮

「山椒は小粒でピリリと辛い」小さくても凄い力を発揮する事のたとえに使われる言葉ですね。その言葉の通り、山椒はほんの少し食べただけで舌がシビれるのが特徴です。

でも・・・最近の実山椒はピリっとしないものや醤油の味が山椒の特徴を消してしまっている品が多いように感じます。

だから今日は、ピリピリ感たっぷりの本格派の青実山椒をご紹介します！香味・しびれなど本気で「うまい山椒」と思える実山椒をぜひ一緒に楽しみましょう！

山椒の風味を残して仕上げるためには
時間をかけてしっかりと「あく抜き」という下準備を行わなくてはなりません。

そのために京都丹波で採れた、まだ青い山椒の実を塩に漬けてあく抜いていきます。

このあく抜きには約二ヶ月というとても長い時間をかけます。

あく抜きは茹でてしまえばかんたんで確実にできますが、茹でると山椒の風味も抜けてしまいます。そう、風味が落ちるんです。

せっかく丹波の地で育った品質の良い実山椒を使うのだから、風味はできる限り落としたくない。その答えが塩で2ヶ月かけて行うあく抜きです。

効率や生産性を優先したら、こんな時間と手間のかかるあく抜き方法は出来ませんが、この青実山椒はあえて手間と時間をかけました。

あく抜きが完了したら佃煮に仕上げていきます。

使う醤油は白醤油で、仕上げ炊きはじっくりではなく”あっさり”と炊きます。
あく抜きがしっかりと出来ているので味付けを薄味にすることが出来るのです。

こうすることで山椒本来の風味を残したまま仕上げられるようになります。
よく見かける実山椒の佃煮と比較してみてください。
色、艶、それに風味も山椒そのものです。

今年から京都丹波産の実山椒でお届けします。

丹波はまわりを山に囲まれた高地の盆地です。そのため朝昼晩の寒暖差が大きく朝は霜が降りることがよくある場所。そんな厳しい場所で育つ山椒は香味が豊かで、丹波では黒豆に次ぐ名産品です。

だから、少しでいいんです。それだけでじゅうぶんわかっていただけると思います。

実山椒を炊いたときの煮汁も一緒にパックしています。（30gサイズのみ、1kgサイズには付いていません）山椒の煮汁にも山椒のうまみが入っているのでお料理などにもお使い頂くことも出来ます。ただ少し塩味が強い煮汁なので、お料理にくわえる際は味付けにご注意ください。

開封後は煮汁も一緒に容器に入れていただくことで、色変わりしにくく、山椒の風味もより長くお楽しみ頂けます。また、煮汁も一緒にパックにしたことで、山椒の粒も型崩れしにくなりました。

青実山椒は山椒の風味を残すため浅炊きになっています。そのため開封後は必ず冷蔵庫にて保存してください。同封している山椒の煮汁につかった状態で保存していただくと、よりよい状態で保存が出来ます。
お届けはクールではない通常の宅配便でお届けいたします。

1kgサイズには煮汁は付いていません。

１ｋｇサイズには小分け冷凍用のナイロン袋をお付けしておりますので、（現在小分け袋はついておりませんお）手元に届きましたら同封のナイロン袋に取り分けていただき、それぞれのナイロン袋の口をしっかりと閉じてください。（その際、空気は出来るだけ抜いておいてください）
小分けしたらすぐに使わない分を冷凍保存してください。すぐに使う分は冷蔵室で保存していただいて、冷蔵庫の青実山椒が少なくなってきましたら冷凍しておいた1袋を解凍してお使いください。