いや~、
鍋の季節になりましたね!
今年もすっぽん鍋、何回食べるかな~
なんて、
いっぺん言ってみたいものです
それくらい「我が家」はすっぽんと縁がございませんが
お店には「すっぽんと相性のよい昆布」がございます。
それが
爪昆布です。
爪昆布は、前にお話した白板昆布と同じく
おぼろ昆布を削ったあとに出来る昆布で、
見た目が爪のようなことから爪昆布と言われています。
この爪昆布、
主な使われ方はおやつ昆布としてですが、
主ではない使われ方にすっぽん鍋のスープ造りがあります。
スッポンのスープ造りは
鍋でスッポンをなが~い時間コトコト煮こんで作るんですが、
そのスープはまず
色が透明でないとダメ、
ぬめりが出てもダメ、
余計な味が出てもダメ、
むずかしいですね!
ダシに詳しい私もサジを放り投げたくなります
いやいや、
ちゃんと投げ出さず考えると
昆布の種類としては真昆布(上品で透明なだし)。
それも厚みのあるしっかりした部分でないと、
煮込んだ時に崩れて濁ってしまうから根に近いところの部分だけ。
ぬめりは最初に少しだけ水分を加えていると出にくくなる。
その全部を満たすのが
爪昆布なんですね。
食材の特性と料理の求める要素を
ホントよく考えて使われていると思います。
ご家庭ですっぽん鍋を楽しまれる方、
またご商売で爪昆布をお探しの方、
もしくは、普通のおやつ昆布に飽きてしまった方、
爪昆布はここにあるのでメールやお問い合わせからご連絡くださいね
2015年10月21日