浪花昆布さんへ工場見学に行こう！

まいにち暑いですっ!!! 夏だからしょうがない。     でもね、昨日はそれ以上に暑かった！ もうね、クーラーが「ごめんなさいっ！」って逃げるくらい暑かった。 それはね、こちらの熱い社長さんとお会いしたから。 社長本人の希望で モザイク処理させていただいております(笑)   社長の名前は小濱敬一(こはま　けいいち)さん。 神戸東灘区にある株式会社浪花昆布の社長です。   浪花昆布の創業は1960年、 従業員数約30名の老舗佃煮メーカーです。     小濱社長は、とってもよく　うごきます。 「いけそう」と思ったらスグに行動するお方のようです。 社長とあってスグ「こんなん作ろうとおもってますねん」と見せていただいたのがコレ むっちゃ高級なだし昆布にレーザーで文字を焼いいて書いたそうです。 レーザー当てるときちょっと煙でるそうで、室内で作ったら臭かったんだそうです(笑)   この昆布にキーホルダー付けてお守りとして売ろうかって言ってました。 緊急時にはお出しにもなるし、おもしろいと思います。   次に出てきたのがコレ。   昆布で作った鍋。 これに水入れるだけで出しができます。 豆腐入れて煮込むと湯豆腐完成。   高級料亭の料理長から「こんなのできないか」という相談があって、おもしろそうと思った社長はスグに作ってできたての鍋です   ちなみにこの昆布も高級真昆布。 しかも長さとか幅とか傷がなくて厚みがある昆布でないとダメなんで 高級昆布の中でも最高クラスの等級の昆布でないと出来ないそうです。   考えるだけやったらあかん。 やってみたらええねん。   実際そのとおりにされてる社長から言われると 今まで見えてなかった言葉の本当の意味まで見えて 聴いてるこちらの体温が２度あがった気がしました。   社長、もう一回写真載せます！     この後、倉庫と工場を見せていただきました。 案内も全部社長ご自身が案内してくれます。   昆布倉庫の数は二つ三つ四つとあり、冷蔵倉庫も全部社長が入って行って案内してくれます。 普通こういったところは現場の責任者がするんですけど・・・   冷蔵倉庫内では 「これ、自分が付けました。」ってフォークリフトぶつけた跡を見せていただきました。 社長、行動が熱すぎます。社長が居たら冷蔵倉庫が冷えなくなるでしょう(笑)   そんな熱くて小回りがきく社長は 営業も積極的にというか、自分が行って話ししてきます。 でも、行く先は私どものような佃煮の販売店じゃなくて 保育園に無添加のおやつ昆布を持って行ったり 食の展覧会で社長と息子さんがブースに立ってたり 料亭に行って使ってる昆布を最高級の真昆布（社長のとこで原料にしてる昆布）に変えてもらったり。 佃煮メーカーが行かないようなところへ行きます。 この行動力が凄いんです。     どんな社長か見てみたいですよね！ もう一回写真載せます！     小濱社長は言います。 「おいしい佃煮作ろうと思ったら、原料はケチったらあきません。」と 倉庫に積み上げられてる昆布は高級昆布の真昆布。 その中でも天然物で尾札部の元揃えとなると、 昆布を知ってる者からすればのどから手が出るほど欲しい昆布。   それが浪花昆布の倉庫には山積みされてます。 実はこれらの昆布、 この倉庫のこの場所に３～５年くらい居ます。   いや、売れ残りじゃないんです。 寝かしているんです。   この写真と   この写真を比べてください。   どちらも同じ天然尾札部元揃え1等なんですが、 生産年度が違います。 一つは去年の夏に採れた昆布、 もう一つは5年前に採れた昆布。 緑がかっていた色が落ち着いてきています。 また香りもツンとしたところがなくまるい香りに変わっています。   社長曰く、 「1年目の昆布ではだしが出えへん。3年以上寝かしてええだしが出るようになる」と、   天然の真昆布や利尻昆布のように繊維が堅い昆布は採れた直後はだしが出にくくなっています。 昆布は時間をかけて寝かすことで出しが出るようになります。 佃煮を作るのも一緒。だしがでない昆布で炊いても全然おいしくない。 製品は確かにその通りの味に仕上がってます。（製造ラインの出来たてをいただく）     こうやって熱い社長の会社から これでもか！というくらい上質の素材で作られる汐吹き昆布を まずはお手頃な価格の味から楽しんでみませんか。   浪花昆布さんで作られた高級汐吹き昆布の切り落としはこちら。   最後の写真は 私と嫁の二人を案内してくれた時の写真です。 顔出しダメって言われてましたけど、社長が熱すぎてモザイクも溶けてなくなりました。いいでしょ、社長(笑)