実験方法
3種類の根昆布(羅臼産・真昆布産・利尻産全て等級は1級検査品)を10gずつ用意し、それぞれを水道水・蒸留水(水道水を一度沸騰させたもの)・ミネラルウォーター200mlに漬け常温で保存したものと冷蔵庫で保存したものを用意し、常温保存は10時間、冷蔵庫保存は10時間と24時間後の比較を行います。
実験のついでに付け終わった根昆布の食べやすさも一緒に調査してみましたので是非ご覧ください。
結果
常温で10時間後
左から「水道水」「蒸留水」「天然水」の順で並んでいます。
利尻産
羅臼産
道南産
利尻産が一番とろみ(アルギン酸)が出ています。その中でも蒸留水が一番出てました。水の色も変わっています。次に羅臼産がよく出てます。羅臼産の蒸留水では水が濁りが出始めてます。
・飲んでみて
利尻産は幾分塩辛いです。羅臼産は甘味があります。真昆布産はあっさりとした感じです。
・食べてみて
羅臼産が一番柔らかく食べれました。利尻産と真昆布産はちょっと固くてゴリッとした感じで食べづらかった。
冷蔵庫で10時間後
全てあまりにもとろみが出てないのでそのまま24時間後まで再度冷蔵庫へいれる。(写真も撮りませんでした)
冷蔵庫で24時間後
左から「水道水」「蒸留水」「天然水」の順で並んでいます。
利尻産
羅臼産
道南産
明くる朝、やっぱり利尻産が良く出てます。その中でもミネラルウォーターが一番良く出てます。次に羅臼産、これもミネラルウォーターが良く出てます。真昆布は常温でも冷蔵庫でもとろみが少なかった
・飲んでみて
利尻産は幾分塩辛いです。羅臼産は甘味があります。真昆布産はあっさりとした感じです。常温時と変わりません。
・食べてみて
これも羅臼産が一番柔らかく冷たく美味しく頂きました。利尻産・真昆布産はやはり固く冷蔵庫で冷やした分さらに固かったように思いました。
この実験は2002年に行った実験です。
2013年10月14日